今期の化学農薬使用状況は、9月の本圃への定植以降は4回のみで最後まで行けました。あとは有機JASで使用が認められているエコピタや粘着くん・ハーモメイト、それに天敵資材のカブリダニPPやアフィパールで対応しました。
反省点としては、育苗期からのミカンキイロアザミウマの被害をチャノホコリダニと間違えたため対応が遅れ、本圃にアザミウマを持ち込んでしまったこと、12月の収穫があまりにも忙しくてアブラムシの増加に対応しきれなかったこと等。
良かったことは、天敵資材の効果的な使用に目途がついたこと、かな。
以下、今期使用した天敵資材についての所見。
カブリダニPP
1本 ¥6300。11月に4本使用しました。高い資材です。
1本の中にはチリカブリダニが2000頭ぐらい入っていて、ハウス内に放飼するとイチゴにつくハダニを食べて回ってくれます。
今期はよく活躍してくれて、栽培期間中ほとんどハダニの発生は見られませんでした。2カ所ほど少し被害株が見られましたが、粘着くんで対応できました。
もう、うちのイチゴ栽培には欠かせない存在です。
アフィパール
1本 ¥6920。さらに高い。1月に4本使いました。
これはコレマンアブラバチというアブラムシの天敵です。ハウスの中央にキャップを取って置いておくと、コレマンアブラバチがハウス中に飛んでいって、なんとアブラムシに卵を産み付けます。そして幼虫がアブラムシに寄生してアブラムシを殺し、成虫になればまた飛び立ってアブラムシに卵を産み付けるという循環を繰り返します。。
1月に使用してからしばらくは効果が見られず、「なんだ、全然ダメじゃないか」とあきらめかけた頃、目に見えてアブラムシの活動が弱まりました。その後春になって暖かくなってくると、またアブラムシが増えてきてかなり被害も見られたのですが、なんとなく全体に抑えられている感じでして、粘着くんを散布するぐらいの対応で最後まで行けました。
かなり効果有り!の感触を持っています。
私はイチゴの生産組合に入っていないし、市場へも出荷していないアウトローな生産者なので、こういう情報がなかなか入りにくくなっておりまして、恥ずかしながらアフィパールの存在を1月まで知らなかったのです。
もっと早い時期から使用するなど、使い方を工夫することによって、さらに化学農薬は減らせるんではないかと考えています。