農業のこと

2010年2月28日 (日)

確定申告

イチゴは無くても、ここでやっとかなければならない仕事が山ほど。

昼はハウスにこもりっきり。

夜は確定申告の記帳でパソコンとにらめっこ。気がついたら、逃げ出して冷蔵庫の扉を開けている。自分で自分をパソコンの前に引きずり戻す。

あー、こんなことなら夏の間に少しでもやっときゃよかったと、後悔先に立たず。というのは毎年のこと。

2009年8月29日 (土)

宵の防除

夕方、親父たちのやってる田んぼの防除にかり出される。風が強かったので止むのを待ってから始めたら、最後は真っ暗になった。

機械を背負う親父の足元はおぼつかない。70代も中盤、体が弱っているのはよくわかる。代わってあげたいと思うけど、イチゴの定植を控えたこの時期に、あんな薬まで含めると何十㎏もある機械を背負って田んぼの中を歩いてもし腰をやったらと思うと怖くて代われない。結局は、薬を補充したり、機械を少し支えたりの補助的な仕事しかできなかった。

アヒル田の草取りに少し入って以降、腰が痛くてなかなか回復しない。イチゴの堆肥入れの作業も加わったからよけいに悪い。
こんなんじゃあ、稲作はやっていけないよな。地域の稲作どころか、自分ちの稲作維持していけるのかさえ怪しく、将来が見通せない。

農業を支えるマンパワーの減退をリアルに感じます。

2009年5月 1日 (金)

アスパラガスか

今日久々にジャットの岩男先生から電話があって、

「アスパラ作ってみないか。」

イチゴとアヒル米で仕事は手一杯。到底他の作目に手を出せる状態では無いんですけど、せっかく岩男先生が誘ってくださるのも何かの縁。

高知か徳島へ、まずは視察に行ってみますか。

2008年8月 6日 (水)

集中豪雨

今年は集中豪雨による被災のニュースがよく聞かれます。

あえて私なんかが言う話ではないんですけど、都心での集中豪雨の被害を聞くたびに、ああそこに十分な水田があったらなあと思ってしまいます。コンクリートで固めてしまった大都会では、雨水を川から流すしかないけど、水田がある地域なら水田の貯水機能が働いて雨水を一気に川へ流したりはしない。特に短時間のゲリラ的な豪雨なら、水田はその能力を十分に発揮してくれるものと思います。

「これまで経験の無いような異常気象が頻発しているので、普段からの心構えが大事です。」なんてTVで言っていたし、確かにそうなんでしょうけど、水田をもっと見直しましょうよ。これ以上の都心への人口集中をやめて、異常気象と防災インフラの整備のいたちごっこをやめて、水田と市街地の均衡の取れた街作りをしましょうよ。でないと、ホントにヤバいよ。

みんなの幸せのために、田んぼの出番だぞ!

2008年2月15日 (金)

小麦30%値上げ


小麦の政府引き渡し価格が4月から30%上がるそうですね。去年の3月時点から比べると45%の値上げになるという。小麦製品の末端価格の高騰は必至。これから大変だ~。

小麦の世界市場では、各国の分捕り合戦が始まっているという。もし本当に小麦の需給が世界的にひっ迫しているのであれば、もっと心配なことがあります。買えない国が出てくるんじゃないか。日本はまだお金を出せば買い付けしてくることができるけど、買えない国は自国民を飢えさせてしまうんじゃないか。どうなんでしょうか?

日本はそうまでして世界中の小麦買いあさる必要があるのかな?どうせいっぱい食べ残して捨てるくせに。

日本人のお米中心の食文化を大切にしたいと思ってお米を作りながら、麺類が大好きという自己矛盾の中にいる農民には、困ったことになった。

2007年12月14日 (金)

インナー

寒い。まだ朝氷が張るほどには温度下がっていないけど、なんだかすごく寒い。年取ってくると体の温度調節機能が低下してきますね。農業なんかやっていつも風雨にさらされていると、そういうのに強くなるのかと思ったら逆のようです。

もう意地張っていないで、今夜からズボン下穿こ!

2007年12月 9日 (日)

岡山は自由だ!

聞くところによれば、福岡県のイチゴ生産者は「あまおう」以外作ってはいけないそうな。福岡に限らず、農業県と言われているところは、生産者に手厚い助成措置がとられている反面、制約も多いみたいですね。

その点岡山県はすばらしい。貧乏なので助成金なんか何もないけれど、その分何をどのように作ろうがどこに売ろうが特に文句は言われない。好きなようにこだわって農業ができる。

Okayama is freedam.Okayama is freedam.

すみません。「エンタの神様」再放送を見ていてふと思いついた戯れ言でした。

2007年10月13日 (土)

岡山県農林水産祭

僕はどちらかというと家にじっといるより外に出たがりなので・・・。
毎年行っているこのイベントに、今年も遊びに行きました。結構このイベントで、なかなか会えない人に会えたりするんですよ。

岡山県の有機無農薬農産物の販売コーナー。午後から行ったせいか、品数も量も少なかった。飛ぶように売れたのならいいんですけどね。有機農業、大事です。やっぱり、有機農業は大変ですけど、大事です。

黒大豆販売コーナーで、普及指導センター波多野氏。先頭に立って販売に励んでおられました。偉い。ボーナスの査定上げてください、上司の方

他にも農業普及指導センター系の人にたくさん会いました。ご苦労様です。

午後2時過ぎにやっと安富牧場のブースに現れた安富社長。やっぱり安富牧場のソフトクリームはきめ細かで感動的に美味しいです。

新見市哲西町の米粉パン売り場。岡山県の米粉パン作りの先駆者、中山さんです。数年前岡山県夢作り大賞の授賞式で出会ってからのお知り合い。いつも生き生きしていていいですね。米粉パンはやっぱり旨い。

関係ないですが、隣の展示場でやってた「ウィズガス」っていうイベントで、岡山県の有名ラーメン店のラーメンが食べられるコーナーがあったので見に行きました。7軒ぐらいあったかな。「とりそば太田」と「とみ吉」がダントツ人気で、さすがの「一風堂」も今日は敗れたりって感じでした。自分でも信じられないけど、何も食べずに会場を出ました。

2007年5月22日 (火)

行く先

うちでは、アヒル農法以外の田んぼは乾田直撒きで親父がやっているんだけど、今日はその播種直後の防除にかり出されました。指示された田んぼに行ってみたら・・・。
動噴の噴口の部品が無い、筒先のキャップが無い、ホースとバルブのワンタッチジョイントから水がもれる、ポンプのベルトがゆるい・・・etc。問題山積でその都度部品を取りに帰るから、全然作業が始まらない。結局ほんの10分ほどで終わる作業を始めるための準備に1時間以上費やした。
親父は昔から散らかし魔で段取りが悪かったけど、よく働いてもっと頼りになる人だった。それが今じゃあ、はずした部品つけ忘れて、どこに置いたか憶えていない。万事こんな感じ。
よその農家はどうなんだろうと思う。昔元気だったおじさんおばさんたちも、よく見るとすっかりおじいさんおばあさんになっている。うちほどじゃないにしても、農作業に向かう知力も体力も心もとなくなっているんじゃないかと想像してしまいます。高齢化の波は、確実に日本農業を浸食していると思います。
後継者のいる農家なんて、ごくわずかです。70代以上の人たちにこれからも農業を担い続けろなんて無理な話。どうにかして新しい担い手にバトンタッチしていく仕組みを作らないと、間違いなく日本農業は壊滅します。

それでいいですか?

2007年4月 8日 (日)

香山リカ

Image044 今日の山陽新聞に、香山リカさんの文章が載りました。

最近の「医師不足」の背景に関して、実は医師は不足していなくて、「効率よく高収入を」という現代のスタンダードとさえなった価値観にどっぷりと浸かっている若手医師たちが、僻地医療や命をダイレクトに扱う心臓外科、小児科、産婦人科などを敬遠しているだけと読む。そして、この問題の根っこにあるのは、社会全体に広がる「自分さえよければ」「金もうけが最優先」といったはき違えられた自由主義的な風潮であることを指摘し、「自分のことはさておいても、困っている人、弱っている人のために」というかつてあたりまえに見られた考えは、いったいどこにいってしまったのか、と警鐘を鳴らす。
香山さんの論調にはスカッとさせられることが多いけど、このような比較的若い世代に(といっても僕より2歳上)こんなまっとうな考えを持つ思想家がいて、さらに若い世代から支持を得ていることに心強さを感じてしまいます。

翻って農業のことを思うのです。農業は決して手っ取り早く高収入が得られる分野ではないし、土を知り、天候と格闘し、何度も失敗の涙を流し、何年もかかってやっと一人前の技術者になれる職業です。そしてそうやって出来た農作物こそが、消費者から評価され喜ばれる本物の商品なのだと僕は信じます。
効率なんか最低で、収入も安定しなくても、地域や農村にこだわり人々の食にかかわろうとして、あえて農業に飛び込む奴らの行動力にこそ、次代を担う人間像を感じます。
僕もまだまだ修行の身。黙々と仕事に励み、技を磨き、お客さんに喜ばれることを最高の喜びとする農民でいたいものだと、香山さんの言葉をかみしめながら思うのです。